「音楽の力」のこと。
歌って何の役に立つのだろう
と、考えるけれど、
つまるところ、単なる娯楽でしかないのかもしれない
だけど、
もしかしたら、
学校の先生には教えられないようなことを、伝えられるかもしれないし
お医者さんや看護師さんには、できないような方法で、誰かを助けられるかもしれないし
応援団とは違うアプローチで、エールを送ることもできるかもしれないし
お笑い芸人とは違う方法で、あなたを笑顔にできるかもしれないし
広告代理店が泣いて喜ぶような、効果的な宣伝をできるかもしれないし
人の心を動かし、人の行動が変われば、世の中や社会が少しずつ変わっていくのかもしれないし
様々な可能性を、僕は信じたいなあと思う。
坂本龍一さんが「音楽の力」について、否定的な意見を仰っていた記事もありましたが、
それも、ものすごく深い内容なので、確かに、、、と思わされるところがありました。
でも、それでも、僕は音楽の力を信じたいし、
その力が、悪い方向に転ぶ可能性も含めて
音楽には、きっと力があると思います。
大きな力かもしれないし、小さな力かもしれない。
音楽なんて、ただの音だし、ただの振動かもしれないけれど
癒してやろうとか、音楽で誰かを助けようなんて
たしかに恥ずべきことかもしれないし、そんなの間違ってるのかもしれないけれど
僕にも。
もしかしたら、何も救えないし、誰も助けられないかもしれないし、こんなの自己満足かもしれないけれど
昨日、うつ病の友人の話を聞いたり、うつを経験した人たちの話を聞いて、改めて思ったんです。
そういう人たちの気持ちを助けられる曲を作りたい。
そんなことできないかもしれないし、できたとしても、もしかしたら1円にもならないかもしれないけれど、
もし、そんなことができたら、それは自分の作品の「価値」になっていくと思う。
たくさんの可能性を信じたい。
0コメント