「『前を向いて』稽古5日目」のこと。
昨日は、ミュージカル稽古5日目でした。
止め通しをしましたねえ。
僕が演じるケンタも、かなりいい具合に仕上がってきて、カラーが出てきた気がします。
それと同時に、共演者の皆さんの持つ空気感や存在感も、また明瞭になっているように思いました。
なんというか、
役の存在感も、そうなのだけど、
皆さん自身が持つ空気感みたいなものが、より強く感じられるようになってきた、というか。
今回のメンバーは、普段からミュージカルをやられている役者さんが多いですが
中には、シンガーソングライターとして活動されている方もいます。
やっぱり演技をしていても、
このひとはミュージシャンだなあ、
というような空気感が、なんとなくあったりする瞬間もあるのかなあと稽古場で感じます。
そして、僕はミュージシャンと役者の、ちょうど間くらいな感じがします。
ちょうど真ん中くらい。
どちらにも振り切れてないのだけど、でも、そんな自分だからこそ出る空気感が、またあるのではないかなあと思ったりします。
ケンタというキャラクターが、
結構独特なので、
その、ちょっと人と違う感じ、が徐々に強く出てきているなあと思います。
それは、僕自身の演技やパフォーマンスだけの要因ではなく、
やっぱり周りの皆さんと作り上げていくからこそ、引き立っていくものなのかなあと感じます。
そして、また、僕の存在が、また別の登場人物を引き立たせられる役割もしっかりつとめられたらなあ、なんて思います。
徐々に稽古が楽しくなってきました。
それと、同時に、もうあと2回しか稽古がないので、
特に今週が勝負やん、ってなってます。
ちょっといろんな映像とかみたりして、より深く想像したり作り込んだりしていきたいですな。
それにしても、
いつもは、映像の現場だと、かなり短期間・短時間で本番になるので
普通のミュージカルに比べて稽古期間や回数が少ないとはいえ、
本番までに、これだけの準備の時間があるのが、すこし新鮮なくらいです。
求められた演技を咄嗟にできなくてはいけない、
という状況にも、だんだん慣れてきていましたが
きっちりしっかり完成させていく、というプロセスも、めちゃくちゃ大事。
めちゃ勉強になってます。学び。
配信チケットも、すでにたくさんの方に買っていただいているようです。噂によると。
ぜひぜひ、
オンラインとはいえ、久しぶりの舞台出演で、奮闘しておりますし
もしかしたら、この作品のこの役でしか観れない姿かもしれません。わからんけど。
そして、共演者の皆さんも、ほんとにステキな方々ばかりなので、ぜひご覧いただきたいです!
[今後の活動予定]
《舞台》
オリジナルミュージカル『前を向いて』
【配信日時】
2021年3月10日(水)〜3月15日(月)
【オンライン配信チケット】 1,500円
【構成】
《1部》オリジナルミュージカル『前を向いて』
《2部》ミニライブ
【役(キャスト)】
・タケシ(早馬充)…正義感は強いが、ややぶっきらぼうな性格。亡き父の仕事を継いで精一杯働いている。
・えりりん(喜屋武恵梨)…牧師を父に持つ、東京からの転校生。歌や踊りを愛する。
・サトル(高瀬隼)…文才を活かして、詩・小説・ドラマ・映画など様々な分野で活躍。冷静沈着な分析家。
・ケンタ(永嶋玲)…天才的な画力の持ち主であり、新鋭芸術家。変わり者で内気なタイプ。えりりんにゾッコン。
・ヨシキ(はたなか圭一)…幼少期からピアノコンクールの受賞歴を持ち、音楽クリエイターとして活躍。繊細で気まぐれな情熱家。
・牧師(ケンケン)…えりりんの父親。震災の後、いてもたってもいられなくなり、被災地に娘と共に訪れる。
・教師(村井健太郎)…高校教師。保守的で頑固な性格であるが、ややスケベな一面を持つ。
・スーパーアンサンブル(Runa)...色々なシーンで役を使い分けマルチに登場する。
ピアノ伴奏:小川浩佳
脚本作詞作曲:菅野智樹
フライヤーデザイン : かつえ
主催企画:劇団イエース!
【ストーリー】
あれから10年...。
誰もが下を向き、希望を失った時代に、前を向いて夢と希望へ進んでいった若者たちの物語。
大人になった彼らは、記憶を辿りつつ、今、もう一度自分たちの生きた足跡を形にしていく。
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