「エンターテイメントは本来生きるのに必要ないものだからね」のこと。

よく聞く言葉

「エンターテイメントは本来生きるのに必要なものではないから、そこにお金を払ってくださっていることに感謝をしなくてはならないよ」

最近、この言葉に対して

本当にそうかなあ?と思う。


確かに、ご飯を食べたり、飲み物を飲んだり、寝たりすることは

しなくなったら、死んでしまうし

舞台やライブを観ることや、音楽を聴くことは、別にやらなくても、とりあえず死ぬことはない


確かにそう

確かにそうなんだけれど


じゃあ、寝て起きて、ご飯食べて、歯磨きして、呼吸をして、お風呂に入って、寝ることが

果たして本当に生きるってことなのだろうか


僕はそうじゃないと思う


学校に行ったり、仕事をしたり、人と関わりあったり、大嫌いな人がいたり、大好きな人がいたり、成功したり、失敗したり、良い気持ちになったり、悪い気分になったり、痛かったり、泣きたかったり、腹が立ったり、喜んだり、笑ったり…


日々の中で心が動いていく

人間が豊かになっていく


色んなことがある中で、それでも生きていくために

エンターテイメントや娯楽はやっぱり必要なものだと僕は思う。


お笑いを観て元気が出たり、
美しいものを見て感動したり、
可愛いアイドルに癒されたり、
カッコいい音楽を聴いてやる気が出たり、
切ないドラマを観て泣いたり、
スゴ技のダンスを見て、テンションが上がったり

そういう瞬間っていうのは、多かれ少なかれ生活の中で、生きる上で、必要になってくるもの

息抜きになったり、人によっては、生きがいになったりするもので

そうして、辛くても痛くても、明日も生きようと思える

エンターテイメントは生きるのに必要なものだと僕は思う。


だから、僕はそういう感謝の仕方はしないし
むしろ、生きていくのに必要なエンターテイメントをつくっていかなければならないのではないかと、思うのですわ。

寝る。

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