「卒業生」のこと。

今日は母校の卒業式だったみたいで


僕は卒業してから2年が経って思ったことがあって

専門学校に通ってた2年間よりも、卒業したあとの2年間のほうが楽しい。

し、長く感じる。

あと、上手くなってる。

これは間違いなく。


でも、それは学生の頃の経験が土台になっているからこそであって

もっといい加減に通っていたら、こんなに楽しくなかっただろうし

できることも、もっと少なかったと思う


だから、僕は専門学校に2年間通って良かったと思うし、高校の3年間過ごした時間も、ものすごく有意義な時間だった

だけれども、その5年間で学んだことだけでは、そのあと現場でほとんど通用しないということも、卒業してすぐ分かった

その期間で学んだことは、ほんっとに
ごく一部。

だから最初はほとんどなにもできなかった

それでも、やれることからまずやっていって、とりあえずなんとか活動していたら、すこしずつやれることが増えていったし

それで人から感謝されるようなことも増えていったし

お金ももらえる機会が増えたし、単純に演奏機会も増えた

仕事がなくて、ものすごく時間が余って、"自分は誰からも必要とされてないのではないか"と思った時間もそれなりにたくさんあったけれど

そういう時間も減らしていくことがとりあえずできた


そうして、外に出て、いろんな人と出会い、いろんな人から声をかけていただけるようになったうちに

メジャーデビューが決まっているバンドに加入することができ、俳優としてプロダクションに所属することもできた

俺、すごいじゃん!これはいける!と思って

これで、スタートラインに立てて、これからプロになっていけるんだ!と思った矢先

案外上手くいかなくて、全く想像していたような結果にはならず…


それでも、やり続けていたら

すこしずつすこしずつ
取り巻く環境が変わっていった

そのうちにプロの方や企業の方と関われるようになっていった

最高に人生を楽しんでいる尊敬できる先輩にも出会えた

学生時代にはできなかった経験がたくさんできた


なによりも、音楽が今まで以上に楽しくなった。

正直、音楽に関わる時間で大変なことは多々あっても、辛いことは、ほとんどない

譜面を書くことがつらいくらい。←

でも、なによりも音楽活動が最高に楽しい!
それが僕にとっての生きがいなんだ!

と思える素晴らしい日々を過ごしている僕ですが


今回卒業したひとも、それぞれ色んな人生があるんだと思います

音楽を続けていって、プロになっていく人、趣味にしていく人、やめていく人…

ほんとに様々だと思う。


プロになっていく、仕事にしていくには、自分のやりたいことをただやるだけでなく、人に喜ばれることをできなくちゃいけなくて

なにが人に喜ばれるのかを想像できなきゃいけなかったり

相手が期待している結果を出せなったら、その1回で簡単に首を切られたり

それはそれはそれなりにシビアだとは思うけれど


でも、別にプロになることがすべてじゃない

自分にとって何が一番大事なのか

幸せで充実した人生を送ること
自分が好きになれる自分になること
世の中に何かしらの形で貢献できるようになること
親や両親、周りの人たちを安心させること
たくさんのひとに認めてもらえること
自分のいるべき居場所をちゃんとつくること

どんな目標でも、そこに到達するまでの時間の中で

学生のときに一生懸命学んだひとは、絶対にそれが生かされる時がくる

ほんとに良い経験は活かそうと必死にならなくても、勝手に生きてくる

自分でそれを実感できることもあれば、知らず知らずのうちに生かされることもある

逆に頑張れなかったひとはこれから頑張ればいい


夢を叶えることに時間制限なんていらないんだから


とかいってみたものの

僕もまだプロを名乗れるわけじゃないし

途中経過だし、まだまだなんだけど


でも、自分の将来に期待できるようになったし

居場所もたくさんできた

愛すべき仲間はやっぱり宝物


頑張っても結果が出ないことはたくさんあるけれど、頑張らずに結果が出ることは、まずない。

だから、みんながんばってほしいなあ

なんて、先輩は図々しく思っています。

[今後の活動予定] 
 《ソロライブ》

4月7日 永嶋玲×佐藤ゆきツーマンライブ@よんちゃ
《サポートライブ》

3月23日 昭和歌謡ショーVol.8@下北沢BREATH
3月30日 宮阪佳代子サポート@駒込わいわいほーる
4月29日 モリマツコウスケサポート@白馬車(富山)
《ラジオ》
4月4日 「劇団マチダックスの1,2,3,4!」@FMHOT839

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