「吸血鬼執事カフェ〜破られた掟〜」のこと。

サンリオピューロランドで行われた
「吸血鬼執事カフェ〜破られた掟」

10月30日に
全公演を終了致しました。


公演は9月からはじまりましたが

私は主に後半の
ダレン役で出演させていただきました。


初めてのピューロランド。
初めてのイマーシブ公演。

そして、
男性出演者だけの公演というのも初めてでした。



僕は演劇やお芝居に関わるようになってから、10年になるのですが

この10年の中で経験してきたことの答え合わせのような公演になりました。

元々、高校演劇からはじまって、
そこが自分の演技の基盤になっているなあと改めて感じる瞬間もありましたし

専門学校のときは、即興演劇の授業を受けていたので、ある程度はアドリブに鍛えられていたし、

「前を向いて」というミュージカルで演じたケンタという役で自分の演技のクセをあえて強調して存在感を表現してみた経験や

「ひなた号の冒険」というミュージカルのときにトライした、自分を使って演技をすることなど

とにかく
今まで経験させていただいたことや、学ばせていただいたことが生きてくる瞬間がたくさんあったのです。

自分のできることを存分に活かせたことが、すごくすごく嬉しかったですし

改めて様々な経験をさせていただいていることに感謝しなければと襟を正す思いです。



やっぱり改めて大事だなと思ったのは、

相手のために演技をする、
ということ


たとえば
自分のセリフに対して、相手が怒るようなシーンであれば、

相手が怒りたくなるように、自分はセリフを言わなければいけない


相手が演技しやすいように、演技をする

結構、基本的なことだと思うのですが、
この基本的なことが、めちゃくちゃ大事だと改めて思ったし、

今回の共演者の皆さんも、
そういったコミュニケーションをとりながら、お芝居を作り上げることができて

とっても気持ちよくお芝居ができたし、
皆さんといれる時間がとっても幸せでした。


ただ、最初は不安もたくさんあって、
何よりも、この整ったお顔立ちのイケメン男子軍団と一緒に舞台に立つのは、気が引けた、というか…

冗談抜きで
「ダレン役のひと以外の4人はイケメンだった!」みたいな感想を書かれたら、どうしようって本気で思ってたし

ルーツの違う方々との共演で、
悪い意味で、その「違い」みたいなものが、出たら嫌だなっていうのは、すごく思っていたんです。

そういう意味で、
今回は演技力というよりも、「適応力」みたいなものが求められているなと感じていたし、

これはこれで、最初から最後まで出ているメンバーとは、また違う難しさがあるなと感じていました。



でも、
こんなイケメンばっかりに囲まれることは今までの人生になかったことだし

本当に面白い方々で、
お客さんは見ることのできない舞台裏の様子とか、役のときと素のときのギャップなども個人的にすごく楽しんでいたし、

そのうちに、
不安よりも、楽しさや幸せのほうが上回っていって、

どんどん皆さんが自分の中で特別な存在になっていって

どんどんサンリオピューロランドが特別な場所になっていって

早く土日にならないかなあ、ピューロランド行きたいなあって思いながら、平日を過ごしていたし

これで公演が終わるのは、
ひとつの日常が終わってしまったようで

とってもさみしいし
とってもかなしいなって思って


千秋楽の公演で最後のお客さんを見送りながら、
一生懸命涙を堪えていたんだけど

涙を流しながら、
帰っていくお客さんがいらっしゃって

しっかりもらい泣きして

そのまま皆さんの顔見たら、

僕以外のキャスト、スタッフ

誰も泣いてなくて

泣いてるの僕だけで

すんごい恥ずかしかった。


よくよく考えたら

シャブラン神楽坂のメンバーは、
お互い会う機会があるから

さみしいの僕だけなんだよな

そう思ったら、

もっと悲しくなりました。


あと、
自分は自分が思っている以上に、台本に重きを置いているんだなということに気付きました。

どうすれば、もっとお客さんに喜んでもらえるのか、とか

どうすれば、もっとダレンの役をより掴めるのか、

みたいなことを考えたときに、

全ての答えは、やっぱり台本にあるなと思いましたし、

今回のダレンは特に台本に支えられながら演じました。


何よりも脚本に対する愛が大きな原動力になりました。

だけど、
千秋楽は、台本には書かれていないエンディングで終わったことが、やっぱりイマーシブだなあと感じました。笑

あわよくば、ダレンエンディングも1回くらいやりたかったね。笑


吸血鬼執事カフェロスになっている方も多いと思いますし、

もれなく私もそのひとりですが。笑

それだけ多くの方にとって、特別な公演になっていて、

そんな作品に携われて、
こんなに光栄なことはありません。


ピューロランドに出たことがあるんだよって胸を張って言えることも、

すごく嬉しいことですし

今までの経験が今回生きたように、
今回のことが、また別の場所でも、生きる瞬間がきっと訪れるだろうと思いますし

今後の僕の人生を支えてくれることは間違いないと思っています。



もうとにかく
嬉しいと楽しいと幸せと感謝に尽きます。

ありがとうございました☺️


また、もし機会をいただけるのなら、
次はぜひライブキャラと共演したいなあ、

さて

今週末の永嶋玲ワンマンライブ

のこり2席となりました!😳

心がたくさん動くようなライブを目指していますし、
きっと色んな曲が聴けるバラエティに富んだライブになると思っています!

カップルで、夫婦で、親子で、友達と、2人で行きたいと思っている方は、特にお早めに!!

まだ間に合うよ!!!!!

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