「千と千尋の神隠し」のこと。

ついに観てきました。

原作の映画は、
少なく見積もっても2000万回は観た作品。

テレビで放送されるときには
おくされ様が何時何分に登場するか、予想できるほどです。笑

それだけの並々ならぬ思い入れがあります。


この日のために、
ワイドショーやSNSを見るのを極力少なくして、
舞台の写真や映像をうっかり見ないように情報を遮断していました。

その努力の甲斐もあって、
それぞれのシーンがどのように表現されるのか予想できず、たくさんの驚きと感動で、
本当に心から楽しむことができました。

千尋は千尋だったし、ハクはハクだったし、リンはリンだったし、

萌音ちゃんすごい!とか、この役者さんすてき!みたいな
良い意味で、そういう気持ちにならなかったです。

終始その登場人物としてみることができましたし、それだけ物語の中に入っていって集中してみることができました。


メインのキャストさんも、もちろん素晴らしかったのですが

アンサンブルの皆さんの身体能力の高さや技術の高さは、圧巻でした。脱帽です。



本当に皆さん素晴らしい中で、
特に青蛙役のおばたのお兄さんが、もう!!
パーフェクトでした!!!

役や作品に対して、ものすごく真摯に向き合っていらっしゃることがお見受けできるパフォーマンスで、改めて尊敬します。


ジョンケアード氏も、世界的な演出家で、もちろん僕も存在は存じ上げておりましたが、

お恥ずかしながら、彼の演出作品を拝見するのは、初めてでした。

もうすでに知っているストーリーだから、っていうのも、
もしかしたらあるのかもしれませんが

全てのシーンにおいて、
何を見ればいいのか、どう楽しめばいいのか、分からなくなる瞬間がありませんでした。

細かいシーンやセリフや描写も、きちんと再現されていて、
原作の映画をみて育った人間のひとりとして、とっても嬉しかったですし、大満足でした。

彼が
この作品を、この役を、この台詞を、
どのように解釈したのか、が感じ取れる瞬間もたくさんありました。

その結果、よりストーリーが明確になっているところもありましたし

ただ単にアニメの再現をしただけではない見応えがあり、
舞台ならではの魅力もたくさん感じられました。


これは本当にチケットの入手が困難な公演ではありますが、
日本中、世界中の人にオススメしたいです。

僕も叶うのなら、もう一回観たい。

えっ、これどうなってるの!?っていうシーンが多すぎて。笑

スペシャルなプレイヤー、クリエイターの方々によって作られた本当に素晴らしい作品でした。

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