「永嶋玲の冒険」のこと。

ひなた号の冒険。

本番まで1週間を切りました。



本当は、毎日すこしずつでも、稽古日誌をつけたいと思っていたのですが

稽古終わると、疲れちゃって、ブログを書く気力もなくなってしまい…

だんだん追いつかなくなってきたので


このタイミングで、いま、感じていることを書き留めておこうと思います。笑



稽古をしていると、うまくいく瞬間もあれば、そうじゃない瞬間もあります

でも、きちんとできたときも、盛大にミスしたときも

毎回、学びがあります。

毎回、発見があります。


本当に素晴らしい時間を過ごさせていただいています。



「手は抜かないで、力は抜く」っていうことを個人的な目標にしていたのですが


この前の通し稽古の時に「だいぶ力抜けてきたね!」と言っていただけたので、そこはきちんと自分を認めてあげたい気持ちになりました。


力が入っていると、ターンやピルエットも回れないし、高い音も出ないし、セリフもうまく言えなかったりします。


でも、まだまだ、自分でも、もっとこうしたいなって思うところがあるので、引き続き、模索していこうと思います。


5年ぶりに、お客様の前で演技をするんですけど

やっぱり、その5年のブランクを感じる瞬間もあったりして、人前で演技をするのが、こわい気持ちもあります。


そして、ステージに立って、楽器を弾かないっていうことも、5年ぶり。


高校時代にお世話になっていた演出家の先生に


「ミュージシャンは楽器がないと生きていけないやつが多い。でも、お前は楽器がなくても自分を表現できるんだから、それは強みになるよ。」と言っていただけたことがあります。


まさに今、楽器を持たずして、ステージに立たなくてはいけない状況なので、本当にその言葉を思い出しますが


ひなた号の冒険に出演することが、僕にとっての冒険なんですよね。笑




そして、自分の出てないシーンを観ながら、感動して涙ぐんでしまうときもあって、ほぼ毎日感動しています。


毎日感動していると、日々の生活でも、不思議と色んなことに敏感になる。



千代田線で、セーラー服を着た女の子が夏目漱石の「こころ」を読んでいるのを目にして

それだけで清らかな気持ちになったりして

心が、ほんの些細な出来事にも反応するようになったりするんです。


"感動不足"な毎日は、本当に良くないと改めて思いました。

せっかく近くにある、ステキなこと、ステキな気持ちを見逃してしまう。

心が豊かになるっちゅーのは、こういう状態なんですな。


感受性っていうんですかね。


だから、改めて観てほしいなって思いました。



大人になると

体の成長は止まるかもしれませんが


心の成長は

子供も大人も関係ありません。


観てくださることで

もしかしたら、その後の日常がほんのすこしでも、変わるかもしれませんから。



クラウドファンディングもおかげさまで、100%達成!

ありがとうございます!!


応援コメントも応援メッセージも、全て拝読させていただいておりますが


もう、泣きそうになりながら、読んでます。笑


この船は


これだけの方に、支えられているんだ

これだけの方に、応援していただいているんだ


そう思ったら、

もう涙がこみ上げてきてしまって、仕方がないです。


千代田線の車内で、泣きそうになりながら、読んでます。



でも、わたしは実は稽古場で泣いたことが1回もないのですが


それは、わたしの弱みなのかもしれません。

自分の気持ちを表現することが苦手で、というか、あまり人に知られたくないんです。


そういう意味では、稽古でうまくできなくて悔しくて泣き出してしまう子供の方が、よっぽど強くて、自分の弱さにも気づかされます。


年上の先輩方から、教わることも、もちろんたくさんありますが

年下のキャストのみなさんから、学ばせていただくことも、本当にたくさんあります。


いや、本当に年齢とか大人とか子供とか関係なく


僕も、小学生中学生高校生大学生の演技やダンスや歌を見てて、自分もこういう風にできるようになりたいな、とか思っちゃいますもん。


すごいですよ。本当に。



っていうか、小学生と中学生と高校生と大学生と大人が同じステージに立つっていうのが、すごいレアリティ高いよね。


お年寄りこそいないけど、これだけ、幅広い年齢の方々と同時に接する機会って、本当になかなかないと思うから、刺激的で、マジ勉強になります。マジ感謝です。




まあ、なので、


とにもかくにも


結論、

本当に観ていただきたいです。


[今後の活動予定]

《舞台》

8月28日 ひなた号の冒険〜ゆめの描いたオリーブの木〜@かめありリリオホール


0コメント

  • 1000 / 1000