「買ってもらえる」のこと。
最近、
自分が所属している事務所アールジューにも、後輩が入ってきて、
ついこの間まで、最年少だったのに、
自分よりも年下の役者やスタッフがいることが不思議な感覚で
現場にいたら、誰に対しても敬語を使っていたのに、敬語を使わなくても大丈夫な存在ができてきたもんで、
ちょっと戸惑いに近いものを感じています。笑
僕がやらせていただいているような役者の活動っていうのは、
「演技が上手ければ成功できる。」と言い切れるほど単純な世界ではなくて
たとえば、容姿や人間性や運やタイミングや、本当に色んな要素が関係してくるものだなあと思ったりします。
思えば、自分が今の事務所に入らせていただいたのも、
事務所が主催のワークショップを受けさせていただいて
社長に演技を見ていただいたのですが
そのときに「上手いと思うよ、すごく良いと思う。」とは言ってくださりましたが
後日聞いたら
「演技もまあよかったんだけど、帰り際に電気消したり机を片付けたり、手伝ってたのがすごく良かったみたい」とマネージャーさんから聞いて
今思えば、
もしかしたら、演技の実力というよりも、そういう部分を買ってもらえていたのではないか、なんて思ったりします。笑
だから、
演技が上手ければ成功できる、という世界ではなく
むしろ、それ以外の部分が実は重要なのかもしれなくて
演技はたぶん後からでも上手くなっていくかもしれないけれど、
それ以外の人間的な部分のほうが大事なときもあるかもしれないし
あんまり態度の良くない人だと、演技も上手くなっていかないかもしれません
結局、何を買ってもらえるかって分からないものだな、とも感じます。
僕も、まだまだ若手ではありますが、それでも、少しずつ僕よりも下の世代も出てくるような年齢になってきました。
なかなか手本になるような人間ではないかもしれませんが。笑
それでも、時には、何か教えたりとかするような場面も出てくるかもしれないし
本当、どう立ち振る舞えばいいのか、まだよくわかりませんが
もうすこし、きちんとしなくてはいけないなあなんて思います。笑
あーあ。
なかなか心が元気になる瞬間がなくて、忙しくても、どこか心が退屈してしまいますなあ。
どうしたらええんやろうなあ。
とりあえず遊びたいなあ。笑
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